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日本人初!
国内の植物を新種として学名発表
東京都
「植物学雑誌」で大久保三郎とともに、新種を発表。学名は「テリゴナム・ヤポニクム」(Theligonum japonicum)、和名は「ヤマトグサ」。これは日本国内で日本人が初めて新種に学名をつけて発表した記念すべき出来事!(このヤマトグサはまきのさんが22才頃に現在の仁淀川町名野川で発見した植物である)
植物には「学名」という世界共通の名称があり、ラテン語で命名される。これまでは、外国の植物学者を通して外国の学術雑誌で、日本の植物の「学名」が発表されていた。まきのさんは日本で初めて新種の植物に学名をつけて、日本の学術雑誌で発表した。
日本人で初めて「学名」の発表をしたのは、伊藤篤太郎。「トガクシソウ」に「ランザニア・ジャポニカ」(Ranzania japonica)と命名し、イギリスの植物学雑誌で発表した。
ヤマトグサが発表されたのは「植物学雑誌」第3巻 第23号。英文で記載されている。