東京都

まきのさんが罷免にさせられたことを知った人たちが、「牧野をやめさせることはない。そんな事をしては教室が不自由で困る、また教室の秩序も乱れる」といって反対をした。

反対運動が大きくなったため、助手から昇進して、講師として東大に復帰することになった。

のちに松村教授が定年退職をしたとき、ある新聞に「私がどうでもやめねばならぬとすれば、牧野もやめさせておいて、私はやめる」と書いたそうだ。